LDHというワードを前にすると、ぐくぐと体が後ろに仰け反る思いをする。俺にとっての三代目は、J Soul Brothersではなく、魚武濱田成夫だから。
だがこの映画は、LDHから迸る一種のスノッブな香りと、上手に手を取り合っているではないか。
九龍城のような秘匿性すら感じる自宅と、すぐに集中力が切れて大の字に寝てしまいそうな会社。いや逆ー!!
もう俺だったら冒頭からタワマンに住んだ時点で「完!ハッピーエンド!」としちゃうんだけど、結構デメリットもあると聞く。まあ、実際はカプセルホテルが最強なんですけどね。サウナあるし。
予告編にもあったラストの多部未華子は、光があたりすぎて異国の人みたいになっちゃってるけど、伸びをするということは、そこを「地点」として捉え直す気持ちの表れだろうか。