牛猫

愛のポストカードの牛猫のレビュー・感想・評価

愛のポストカード(2016年製作の映画)
2.7
ビーチで偶然出会った男女が手紙のやりとりを交わしながら、本当の気持ちを確かめ合う話。

綺麗な映像とロマンチックな展開。10分程度の作品でこの2つを満たしていれば大体満足できる。
日本ではあまり見ないけど、夜の野外パーティーでぶら下がってる裸電球が連なった電飾。レトロだけどシンプルに綺麗で好き。

ネットが発達して簡単に相手と繋がれてしまう現代だからこそ手紙のやり取りの温かみや相手への想いが際立つんだと思った。
手紙って文章の内容もそうだけど、便箋を選んだり、切手を選んだり、封筒を選んだり、意外と考えることが多すぎて面倒臭い。何回もやりとりするとなるとその分お金も掛かるしね。
でも相手のことを考えながらあれこれ試行錯誤するのも楽しみの一つだし、一回のやり取りに時間や労力がかかる分、相手の真剣さや気持ちが伝わりやすいいうのはあるかもしれない。その人の書いた字が見られるというのも意外と大きい。あまり人の字を見る機会もなくなってきてる気がする。
年賀状のような形式的なものは無くしてしまっても良いと思うけど、手紙の良さというのは確かにあると思った。

映画の登場人物の幸せそうな姿が羨ましく見えるのはとても共感した。
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