ピートロ

ザ・フラッシュのピートロのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.2
ほとんどDCシリーズを追っていないぼくでもわかるくらいやさしく説明してくれた。
「BTTF」オマージュを散りばめながら、マルチバース(マーベル)への皮肉を、単純に楽しいモーションやエフェクト(IMAXで観てよかった)で謳いあげる。
ポップさや洒脱さ、爽快感や感動なんでもござれ。
アメコミヒーロー映画に食傷気味のかたもぜひ。

他のユーザーの感想・評価

Ryo爺

Ryo爺の感想・評価

3.5
『ザ・フラッシュ』は、DCコミックスの同名のキャラクターをベースにしたアメリカ合衆国のスーパーヒーローアクション映画。監督は『IT/イット』シリーズのアンディ・ムスキエティが務める。ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズが配給する「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の12本目の作品である。


僕はDCコミックスの作品は、マーベルほどは詳しくなく、何の予備知識も予習もしないまま臨みました。(何を観ればいいのか分からなかった)ただ走るのがとにかく速い能力という知識があるだけで、それだと『X-MEN』シリーズのクイックシルバーとかいるしな~と思いつつ、期待値は低めです。
ではいってみましょう。


<冒頭のあらすじ>
地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人(ベン・アフレック→マイケル・キートン)になっていた。さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガール(サッシャ・カジェ)とともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが……。
※映画.comより引用、加筆



~~下記は今作を酷評する内容を含みます。今作が好きな方、高く評価されている方は不愉快に思われる可能性がありますので、ご注意下さい。~~



【ヒーロー映画にも厳しいRyo-爺さん】

ノれなかった、、ノれなかったなぁ~。

ここからは何故軒並み高評価のこの作品に、僕自身は気乗りしなかったのかを紐解いていこうと思う。

まず1つめにはとにかく出てくるキャラクターに魅力を感じなかったこと。スパイダーマンにおけるMJポジションの女性も特別綺麗ではないし、、。(好きな人ごめんなさい🙇ルッキズム批判喰らいそう)何より過去の自分周りのルームメイト(?)たちがわりとクズっぽい言動と雰囲気を醸していて全然好感が持てないし、その中心にいる過去の自分もパリピっぽいノリの頭軽い感じでこれまた好きにはなれなかった。

作品全体を通して感じたことは、登場人物の行動全般があまりにも短絡的で思慮に欠けるのも大きな要因。肝心のフラッシュのスーパーな能力も簡単に移ったり、消えたり、戻ったり。そして最も強く思ったのは、過去にタイムトラベルなんて出来たとしても安易にやるもんじゃない。『エンドゲーム』ですら僕はそう感じていた。

おまけにこの作品のタイムトラベルの理論が良く分からなくて『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのように時間軸が1本なのかと思いきや、そこにお馴染みのマルチバース理論がぶち込まれ、更には‟パスタ理論”という新概念追加で、もう茹で過ぎて伸びあがって絡まったパスタのようにこんがらがって理解不能に。(というか速く走れると時間って巻き戻せるんですか?教えて!物理に詳しい人!相対性理論ってやつ?)それで最終的には‟運命”って、、。

しかし序盤の病院での救出シーンはとても楽しめた。超高速を映像化するとむしろスローモーションになるのはX-MENで経験済みだが、能力を最大限活かして赤ん坊や動物を助けるフラッシュはまっとうなヒーローをしていた。看護師は五月蠅いだけだったが、、。また序盤のバイクを駆るバットマンもカットを含め非常に見栄えのする格好良さ。それだけにそこからの展開が残念でならなかった、、。

この映画の最大の見どころは、スーパーマンの女性(矛盾してるな、この表現)のバディがなかなか豊満な上にパッツンなスーツを着るのでボディラインが堪能できたことである。

ええ、ゲスですが何か❓


<総評>
とにかく登場人物に魅力を感じない+行動が短絡的過ぎる。「もっと考えて行動しろ、いきなり殴りかかるな!思い付きで行動するな!」はヒーロー映画全般に言えることだが、、。

うん、ここらでDCEUはもう畳んだ方がいいんじゃないかな。
後はジェームズ・ガンに魅力的なキャラクターの描き方をイチから教わってください。
フラッシュというキャラを初めて観たけど好きになった。高速移動をみてるだけで楽しい。でもいろいろ大変なんですね。悲しみを乗り越えて走れフラッシュ!

ジャスティスリーグとかみてないけど大丈夫だった。
マイケル・キートンバットマンかっこいい!
スーパーガールかわいい!
まさかのあのお方サプライズ登場に感謝の驚愕!

若干つまりどういうこと?ってのがあったのと、続編を意識してちょっとスッキリしない終わり方だったかな?(続かないの?ユニバースリセット?)
DCの今後の展開に期待。

とりまフラッシュみたいにバイブスあげあげで走りながら帰ります🏃⚡️
いわな

いわなの感想・評価

1.5
演出やCGはすごく良かったと思う。
例えば、ドラマ版のフラッシュには無い、時の流れの遅いものを触った時に青い炎のようなエフェクトが出るところとか、走り始めの加速する感じとかすごくこだわりを感じてていいなって思った。
一方で映画全体を見るとDCの経営戦略を映像として見させられてる感が凄かった。
ドラマ版と比べるのが良くないのかもしれないけど、バリーだったらあの世界線のバットマンとスーパーガールをあのまま放ったらかしにはしなかったと思う。
クレジット後の映像もこのふたりは継続ですよって言うのをアナウンスされてる感が凄かった。
こういう打算的なところがなければ良作だったと思う。
ケイン

ケインの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

公開まで色々あったけど、無事見れて良かった

バットマンとかスーパーガールが出てくるから、フラッシュが薄れるんじゃないかなって思ったけど、しっかりフラッシュメインの物語だった

マーベルと比較するのもあれかなって思うけど、フラッシュとバットマンの関係がスパイダーマンとアイアンマンの関係に似てて、見てて微笑ましい部分もあった

ゾッド将軍との戦いが少し中途半端で終わった感じがしてどうなんだろうって思ったけど、母を救うのが本筋だからそこはちゃんと思ったからいいのかなって感じもした

最後、出てきたブルースが意外すぎた笑
確かにバットマンだったけど笑

このレビューはネタバレを含みます

今回は映画オタクというよりDCオタクとしての感想になります。


DCのオタクなので基本的には面白さでぶん殴られたし実際面白かったのだけど、ベンアフバッツがめちゃくちゃ好きだったのでラストの演出にめちゃくちゃショックを受けてしまって、全ての感想が「ツラい」で塗り替えられてしまった。

なまじ前半にベンアフバッツとダイアナが登場してジャスティスリーグ感を出してきただけに、余計にラストがしんどかった。ほんとにショックを受けてしまった。

ベンアフのバッツ引退をきちんと演出してくれたその真摯さはありがたいんだけど、映画の中でも「ベンアフバッツはもういませんよ」とやられらとツラい…。

でも真実の縄でいらんこと喋っちゃうバッツはよかった。

キートンバッツは全ての演出が景気良くて最高。ちょっと時代を感じるガジェットとつるりとしたフォルムのバットモービルがカッコ良すぎる。バットスーツが次々照らし出されるとことかめちゃくちゃ良かった。

ラスト、いろんな世界が近づいちゃったってことはノーランバットマンとかザバとかも近づいてた…ってこと!?ザバの世界観でクリプトン人出したらもうめちゃくちゃよ。

ニコケイが出てきたのはほんとにびっくりした。「やりやがった!!!本当にやりやがった!!(あの画像)」になってしまった。


ストーリーはエブエブに通じるところもあって、ラストは結構涙腺にきてしまった。でもちょっと風呂敷広げた割に解決の仕方が地味(というか、お約束?)だなーとも思ったり。

エズラミラーが2人分堪能できるのでお得。

今日はベンアフバッツへの手向としてジャスティス・リーグ スナイダーズカットを見ます…。
初めてIMAXで鑑賞。純粋に面白かった。

【ストーリー】4/5
【映像】5/5
【音楽】4/5
【役者】4/5
【没頭性】5/5
【独創性】4/5
【中毒性】4/5
【メッセージ性】3/5
【キャラクター】4/5
【全体的】4/5
マグ

マグの感想・評価

4.3
前評判ほどの熱狂ぶりには至らなかったが、それでもよくできた映画だ。
フラッシュの物語としても、マルチバースものとしてもきっちり描いていて、ギャグやアクションもテンポ良く非常に見やすい。
何よりも、出てくるキャラの魅力も良い。
エイズミラーのバリーの演技はハマり役。
何より、やはりマイケルキートンの演技力、存在感にビビる。これだけで、続編作って欲しいレベル。

スーパーガールは、従来のスーパーガールはどうしても漫画的に見えてしまったが、今作はコスチューム、女優さんとハマり役。最高だ。ちょっとセクシーすぎるけどw
長年 映画好きとしては何回も拍手してしまいました。
マニアしか知らないネタも豊富で面白かったし、サプライズに笑えたし泣けました


ただ気に入らない所


バットモービルの活躍がねえ!!!
Yoshi

Yoshiの感想・評価

5.0
楽しいーーーー!!!!!!
そしてありがとう!!!!!
待ちます!!!!!!!!!!
わぞ

わぞの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

は?!?!?!?!?!?!?!?!
ジョージクルーニー?!?!だよね?!?!
バットマン&ロビンの世界線?!?!
(もしそうだとしたらアルフレッドの俳優どうなる?)
いや、でも今作もマイケルキートンが出てきただけでティムバートンのやつとの繋がりがあるとは明確には言われてなかったから、顔と使ってるガジェットとかが一緒なだけ?????とか????

分からん!!!!!!!!

クリストファーリーヴのスーパーマンは分かったけど他わかんなかったな〜。くぅ〜。観てない〜。あとニコラスケイジのスーパーマンはなんなん?!あと怪鳥人間バットマンいてウケた。

フラッシュのキャラを活かしたコメディ多めで良かった。一人二役のエズラミラー演技上手い。あとアクションシーンが派手で良い。フラッシュ2人でクリプトン人と戦うところとかビジュがかっこよすぎて興奮した。フラッシュのタイトルコールの時の言葉でなんて言えばいいか分かんないけど奇妙な曲がかっこいい。

ベンアフのバットマンやっぱりかっこいいな〜。見納め?では無いのかな?アクアマン2に出るとか言われてた気がする。エンドクレジットの感じだとアクアマンは全く変わってないのかな?アクアマン2で何かあるのかな。

マイケルキートンのバットマンもかっこよかった。テーマ曲もやっぱり良い。
でもやっぱり異星人と戦うとなるとキツいとこあるよな〜。と思う。おじいちゃんだし。そりゃ死んでまうわ。てかベンアフバッツが異星人と割と互角にやりあえてたのが凄い。

コミックのフラッシュポイント意識した所とかあって興奮した。

タイムトラベル自分若干理解出来てないところあるけどもっかいみたら頭の整理つきそう。
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