福福吉吉

ザ・フラッシュの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.5
◆あらすじ◆
警察の化学班で働いていたバリーは実験室で雷に打たれ、無数の薬剤を浴びたことで高速で走る能力を持つヒーロー「フラッシュ」になり、ジャスティスリーグに参加していた。高速で走ることで過去に遡る能力を発見したバリーは過去を改変して母の死を回避することに成功する。しかし、それによりスーパーマンに倒されたゾッド将軍が現れて地球を襲撃する。バリーはもう一人のバリーと共にその時代のヒーローを集めて戦おうとするが...。

◆感想◆
本作は「ジャスティス・リーグ」(2017年製作)を前提に製作されており、事前に観ていないと理解しにくい部分があります。私は鑑賞済みです。

主人公のバリー・アレン(エズラ・ミラー)は超高速で走ることで過去を遡ることができるようになります。そこでバリーは母の死を回避するように過去に干渉してしまうのですが、そこで倒されたはずのゾッド将軍が現れるとともに、バリーは両親が生存する世界のバリーと出会い、彼にフラッシュの能力が移ってしまいます。もう一つの世界のバリーがかなり能天気でコミュ力高い人物となっていて、バリー同士でも違いが大きくて面白かったです。

また、ジャスティス・リーグのメンバーも変わってしまっていて、バットマンことブルース・ウェイン(マイケル・キートン)は年老いており、スーパーマンは現れていないことになっています。バットマンのマイケル・キートンがかなり良い味を出していて、本作の第二の主人公と言える活躍は観ていて楽しかったです。元の世界でのバットマンとしてベン・アフレックも本作では登場していて、かなり豪華に感じました。ジャスティス・リーグを除くと一番DCエクステンデッド・ユニバースを上手く活用している作品のように感じました。

そしてスーパーマンではなくスーパーガール(サッシャ・カジェ)が現れて、彼女の活躍も楽しかったのですが、彼女の場合は本当にスーパーマンを女性にしただけで個性は少なかったので、もっと独自性を出しても良かったように思います。

映像としてはフラッシュの超高速移動のカッコよさ、過去の改変に幾度もチャレンジするシーンもカッコよく、また、ゾッド将軍との決戦もそれぞれのヒーローのアクションがとても見ごたえがあって良かった。バットマンの飛行機でのアクションが一番好きでした。

ラストも少しコメディを加えていて良かったと思います。

とにかくDCヒーローでお腹いっぱいになれる作品となっていてとても面白かったです。
DCエクステンデッド・ユニバース、私は大好きです。

鑑賞日:2025年3月22日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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