僕の好きな言葉に「現在は過去の結果であり未来の原因でもある」というものがあるんだけど、是枝監督作品は「海街～」然り、「そして父に～」然り、「万引き～」もそう、いつもそれを見せてくれる感じがしている。
変えられない過去を現実として受け入れた上で、未来を変えていくのも自分なんだと気付いた時に見える一筋の光を最後にみせてくれるというか。厳しい現実はそのままなんだけど、気持ちの持ちようで100パーハッピーとまではいかないけど、ちょい好転していくみたいな。本作でもその感じはあった。
ただ、本筋の部分とか価値観とか？がどこか日本人ぽくて、韓国ネトフリオールスターみたいなメンツでやる必要はあったのか、というのはちょっと疑問だったのは正直な所。
期待値を上げ過ぎた所もあるんだろうけど、超つまらなくも超面白い？と言われたらどちらでもなく、正に可もなく不可もなくという感じだったが、評価がやたら高いのは、こういう話題作はあまり映画を観ない人達も大勢見る訳で、ちょっと深みがある系のやつは評価が高くなるんかねぇ(何様)
