なんか頼んでないのに命賭け始めた。正直総合的には前作のほうが好みです。そして相変わらず、“凡なトリックを埋め合わせるが如く演者のオーバー演技で無理やり惹きつける“ パワープレイは引き継いでいました。
ワイルドスピード森川が芸達者ぶりをこれでもかと見せつける!ダイススタッキングに始まり、中盤の某シークエンスは切なさと少しの希望に溢れていたのに爆笑してしまいました。そしてサンキューSpotify。
今作のゲストヴィランである視鬼神が、もはやギャンブル狂というかただの愉快犯で、あまり魅力的に思えなかったというのはかなり個人的マイナスポイントとして大きいかもしれません。ギャンギャン吠えまくるのでショボく見える。イカサマトリックも早い段階で明かされしかもそれが大したものではないので、彼が最強の刺客みたいに扱われているのが甚だ疑問でした。前作の、秘めたる熱を感じる村雨のほうが好きです。
そしてこれまで影が薄めだった池田エライザ演じる生徒会長がついにベールを...!間違いなくシリーズ史上最高の「滾ってしまいます... (CV:蛇喰夢子)」が聞けて最高でした。
鈴井が決断するシーンでは鈴井が夢子に一歩近づいたようで良かったし、ラストバトルは画の動きこそないものの加害者と被害者がコロコロ入れ替わって面白かったです。でも前作のような、集団を巻き込んだバトルが好みな私としては拍子抜けでした。
BIGMAMAファンの私でもmiletの主題歌はかっこよすぎて納得。そして田中圭のとんでもない無駄遣い。劇場では気付かず、後から言われて気付きました。これから観る方はぜひ、劇中 “誰かが撃たれる瞬間“ に注目です。