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妖婆 死棺の呪いのslowのレビュー・感想・評価

妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)
1.4
目を瞑って想像してごらん…。
爺にしか見えない醜い妖婆が
突然、美少女に変わる光景を…。

…そう、
それを人は"悪夢"といいます。

「美女が妖婆に姿を変えられる」
わけじゃなく、
残念ながら「妖婆」が正体です。
妖婆の姿で逆夜這いをかけてきます。
美少女に化けてれば、
タコ殴りされる事もなかったろうに…。
当然の報いですが
そこから妖婆の"呪い"が始まります…。

ストーリーは"耳なし芳一"の
「幽霊侍」と「びわ法師」を
「魔女」と「神学生」にした感じ。
ひねったオチもなく
さらっと終わります。

ええ、つまり……
くそつまんないですッ!( ̄ー ̄)ノ

舞台劇をそのまま映画にした感じで
神学生がバカ大学生のように
はっちゃけまくり、
コミカルな作風のわりに
真面目な空気感があるせいで、
笑いのツボに全くかすりもせず、
それに反して映像は綺麗で
ワイヤーアクションや、
大小の合成トリック映像、
廃墟の怪奇演出など、
お洒落に仕上がってるのが
逆に腹立ってきます。

クリーチャーも一応
終盤わんさか出ますが
昭和の特撮怪人みたいで
めちゃくちゃダサい…。

本編の96%は退屈ですが
夜な夜な棺から動き出す
美少女(中身は醜い婆)が、
結界の中にいる
神学生を見つけだそうと
空中に浮いた棺の上に
サーファーのように乗って
結界に体当たりする場面は
なかなか面白い光景でしたので
そこだけ一見の価値はありッ‼

…ちなみに巨額のお金をかけ
リメイクした映画
『レジェンドオブヴィー妖怪村と秘密の棺』
の続編は現在制作中らしく、
それにシュワちゃん&ジャッキーが
夢の共演を果たすとか!
興味がある方は是非‼★
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