阪本嘉一好子

Until When(原題)の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

Until When(原題)(2004年製作の映画)
5.0
ドキュメンタリー映画で、パレスチナとユダヤ、特にパレスチナに興味がないとちょっとつまらなくなるかもしれない。パレスチナ人の家族、大人、子供を含めて、何件かのケースをパレスチナがイスラエル(ユダヤ國)になった後(1948) から、今までの姿を追っている。ユダヤ人は第2次大戦の後、の差別をおそれ、イスラエルにユダヤ國を建設したかったと思う。(歴史をしらべてみる)Bayt’ itab という村が1948年に Flee the village. この村民を始めとして、75万人のユダヤ人以外(パレスチナ、モスラム、クリスチャンなど)が自分の家を出され、難民キャンプに移されたらしい。

1948年、5月にイスラエルはユダヤ國だと宣言したと。
1949年にDheisheh Refugee Camp という難民キャンプが45村から1万千七百四十九人で作られたと。今では5ミリオンのパレスチナ人が難民キャンプに住んでいると。


このドキュメンタリーの中で、驚くことはイスラエルが水をコントロールしていること。イスラエルでは毎日水が使えるが、イスラエルの占領下の難民キャンプでは15日に一回で、3日間水があるだけだとか。(?)

ザカリヤZakariyya 出身のある少女が「なぜ、フェンスの中に住まなければならないの。世界は広いのに』と。全くその通り。自由を与えられず、フェンスの中を動き回る人々で、もう自由の意味を忘れてしまったような人もいるはずだ。ユダヤ人は第二次大戦中、収容所にはいったり、地下に隠れていたりして、人間が自由にいきたいという願望を一番よく知っている人々のはずだ。

この映画は貴重な映画で、大学の図書館から借りて観ているがが、なかなかそこらにあってすぐ見つかる映画ではない。もっと色々な人に観て欲しいが、インターネットにもこの作品についてよく載ってない。
日本語では全く見つからなかったし、これについての英語の記事もIMBしかないようだ。なぜだろう?パレスチナを認めたくないからかもしれない?しかし、監督ダナDahna Abourahmeのインタビューの記事を見つけた。

追加:ヴィメオでこの英語字幕の映画を見つけた。良かったらコピペしてどうぞ。9/3/20
https://vimeo.com/122301746