下ネタ満載でビターな笑いをセンス良く魅せてくれる大人のコメディ。
エロティックな映像を一切使わずに舞台劇のような演出を中心に描ききったところに、脚本も手掛けたジョシュア監督の個性がよく出ている。
ホリーを演じたナタリーが実に魅力的に撮れているのも見所。中に何か入っているんじゃないかと思えるアフロ系の爆発頭がまた魅力だ。
今作では会話をメインにきわどい内容をギリギリの線で演出していて、その抑えたバランスを楽しめたのだが、完全にハジケたらどんな作品を撮ってくれるのか興味がわいた。
今後が楽しみな監督だ。
ガッツリと記憶に残るインパクトは無いものの、その軽いタッチを楽しめるセンスの良い作品だろう。