広島カップ

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族の広島カップのレビュー・感想・評価

3.4
北海道とミャンマーの二ヶ所におけるネコの家族の記録。
いつもながらの猫目線カメラによって猫の日常生活を覗かせてくれます。
可愛く撮ろうという意識が無さそうなのに彼等を愛おしく撮れてしまう岩合光昭のカメラ。地面に這いつくばるようにして辛抱強く彼らを狙う苦労が画面から伝わって来ないのが不思議です。そんな苦労はネコへの愛情で吹っ飛んでしまっているのでしょう。

北海道の牛舎で牛と暮らすネコ一家の様子を観ていても特段余計な感情は生まれないなですが、やはりミャンマーのネコ達の話を観ているとどうしてもクーデターの影響は無いのだろうか?と心配になってしまいます。本作の鄙びた村にも今は悪行があるのだろうか?ネコ達は大丈夫なのだろうか?と気になってしまいます。

本作は東京都青梅市にある都内でただ一つの木造映画館である"シネマネコ"で観ました。
この映画館が素晴らしい。こんな所(失礼)に映画館があるのか?という程環境が素晴らしい。周囲は遠くには低く山が見えて、梅雨の晴れ間にウグイスがさえずる長閑な雰囲気で外観もどこかの公民館のような全く映画館然としていない建物。
中に入ると内装が木材基調で綺麗。スタッフさんもハキハキしていて明るく気持ち良いホスピタリティを発揮しています。
東京の東の下町にある我が家から小学生の娘を連れて電車を乗り継ぎ東京をほぼ横断し西の端まで行った甲斐があり、気持ちの良い一日を過ごせました。