てるる

AK-47 最強の銃 誕生の秘密のてるるのレビュー・感想・評価

AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)
3.7
のむコレ2020上映作品。

おそらく世界で最も広く使われている銃の1つがAK-47カラシニコフ銃。
その数およそ1億挺以上。

銃火器に詳しくなくても、映画とかマンガなどではよく目にするし耳にする名前。

戦争映画において、戦争そのものではなく銃の開発者に焦点をあてた珍しい映画。

前線において戦車兵をしていたミハイル・カラシニコフが負傷を機に帰省しようとするが、祖国を守るために武器開発に没頭していく。

ミハイルの凄いところは、高校もろくに出ておらず、銃開発も誰に習うことなく作り出していたこと。

その為、自分では製図も出来なかったという。
そこで製図をするために出会ったのは…。

映画としての盛り上がりには欠けるけど、ミハイルの純粋かつ飽くなき銃開発の想いのおかげで最後まで普通に観られた。

実話ものだから仕方ないけど、もう少しライバル関係とか、ミハイル自身の想いみたいなのを表現して欲しかったかな。

映画のラストでもテロップで出てくるけど、ミハイルはロシアをナチス・ドイツから守りたくてAK-47を開発。

しかしAK-47はシンプルかつ耐久性が高く、その扱いやすさからテロリストにも重宝された。

彼は自分の発明した銃が多くの人の命を奪ってしまっていることに思い悩んでいたという。
そのあたりをもうちょい描いて欲しかったな。
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