みかん

無職の大卒のみかんのレビュー・感想・評価

無職の大卒(2014年製作の映画)
3.5
タイトルが既に優勝している。「無職の大卒」。この身も蓋もない感、すごい。

前半は、大学は出たけれどこだわりがあってなかなか就職できないニートな主人公のヘタレっぷりがこれでもかと描かれる。家族(特に父親)から役立たずと罵られ続ける毎日は見ていても辛い。そんな中、母親と月を見るシーンには泣けた。お母さんだけは何があっても味方だよね。
そしてそこからの後半の反転ぶり。ついに思い通りの職に就いた主人公の仕事に対する情熱と信念。それに増しての無敵アクション。あのヘタレがこんなに喧嘩強いって何?
アシスタントにつかされた先輩がとてもいいキャラだし、敵御曹司もステレオタイプだがなかなか良し。
細マッチョなダヌシュのダンスがとても魅せるし、勧善懲悪でスッキリできる。
インド映画あるあるのヒロインどうなったラストはあるものの、基本主人公が引き立てば良しの世界なので無問題。面白かった。
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