ゆめちん

カムバック・トゥ・ハリウッド!!のゆめちんのレビュー・感想・評価

3.5
カムバック・トゥ・ハリウッド!!
 
興味をそそるタイトルと豪華なキャストに惹かれ鑑賞。
 
1970年代のハリウッド。映画プロデューサーのマックスは、映画が全くヒットせずギャングのレジーからの借金を返済できずにいたが、危険なスタント撮影で死亡事故になれば、保険金が手に入ることを知り、ある秘策を思いつく。
 
熟練俳優たちが演じる登場人物の台詞に映画ネタが散りばめられ、それだけでニヤけてしまうが、撮りたい作品を撮るプロデューサーのマックス、映画オタクのレジー、往年のスターで俳優業に誇りを持つデューク、女性映画監督やマックスの甥など、登場人物が皆映画愛に溢れているという設定だけで心躍らせてしまう。
 
ロバート・デ・ニーロは相変わらずコメディセンスが抜群で、保険金殺人を企てる悪徳プロデューサーのマックスを好演。表情や仕草だけであそこまで情けなく見せるのはさすが熟練のなせる業。
トミー・リー・ジョーンズ演じる自殺願望を持った落ち目役者のデュークも皮肉っぽくて笑えるし、出番は少ないがマフィア役のモーガン・フリーマンが登場すると、その威圧感で空気が一変する。
 
ドタバタしながら "西部の老銃士" を制作する過程が面白く、笑えるシーンはあるものの、全体的にはあっさりし過ぎている印象。一人一人のキャラクターの背景を掘り下げ、ヒューマンドラマ要素を強めれば、もっといい作品になったと思うが、平均年齢78歳のベテラン俳優3人の、活き活きと楽しんで演じている姿を拝めただけで十分に満足。構えずに肩の力を抜いて最後まで楽しめた。
 
最後に、映画のエンドクレジットの後にとても楽しいオマケがあるので、本編を観終わっても席を立たないように。