母親役リンゼイ・ダンカンの演技の凄み
説明は少ない映画だが、描かれていない部分まで十分に伝わってくる
彼女の人生は28年前に終わってしまった
気の毒ではある
気の毒ではあるが、それは娘の人生をも奪っていいという理由にはならない
悲しみという免罪符を振りかざし被害者面して、周りに不幸を撒き散らす
それで本人が幸せになれるわけでもない
重く苦しく救いがない
裁きが終わり彼女が、雪が好きだった頃の気持ちに戻れたら…
娘と微笑み合えるような日々を迎えることができたら…
ラストシーンの表情を見て期待してしまうのは甘いだろうか