女子高生と殺人鬼の魂が…入れ替わってる〜！？な、最悪な「君の名は」みたいな話
映画を愛し、映画に愛されてるので試写会にて。いつもありがとう…。みんな大好き「ハッピー・デス・デイ」のクリストファー・ランドン監督×ブラムハウスプロダクションの新作は、鬼ほど使い古された設定の魂入れ替わり系ドタバタホラー！おもろいです！！！！13日の金曜日に女子高生ミリーが殺人鬼ブッチャーに襲われた時に魂が入れ替わり、24時間以内に戻さないと永久に入れ替わったまま！！ごっつい男が女の子走りで喚き散らして逃げ回り、女子高生がその場にあるものを武器にしてクラスメイトを次々惨殺！！よくある設定なのに「ハッピーデスデイの監督だ！！」という補正のおかげでどのシーンもこの上なく楽しく感じました
基本に忠実な作りにしておきながら、見た目が殺人鬼になったミリーの事情を理解しサポートする気弱なゲイ少年と勝気な黒人少女の親友が最高！三人にしか分からない趣味嗜好の質問の応酬からお決まりのハイタッチでこのデカブツがミリーだ！と確信するところは涙が出そうになりました。友情が過ぎるよ！！対して女子高生になりすました殺人鬼は引き続き快楽的に殺人を繰り返し、ピンチになったら本来のミリーらしく助けを求めて叫ぶなど、あるあるもしっかり抑えた安定の構成。おまけの何気ないセリフの伏線・家族の問題解決と心の成長などベタながらしっかり抑えてて気持ちいい！
見た目のギャップを活かしたコミカルなシーンが多いものの、殺人描写はけっこうガチなので苦手な人は注意しつつ、やっぱり映画はこうでなくっちゃな！という楽しさを再認識できる、そういうやつでした。公開したら感染対策バッチリで見に行こう！敬具
