Ricola

恋人よ帰れ!わが胸にのRicolaのレビュー・感想・評価

恋人よ帰れ!わが胸に(1966年製作の映画)
3.3
ラグビーの試合の中継中に怪我をしたテレビカメラマンのハリー(ジャック・レモン)は、義兄で弁護士のウィリー(ウォルター・マッソー)からラグビーチーム側を損害賠償で訴えようともちかけられる。
もちろん目的は賠償金だった。

そのためにウィリーはハリーに仮病をするように言い、ハリーはそれに従うが…。


観終わって、この映画の邦題が正直全然的を得てなかったと感じた。
原題のthe fortune cookieの方が話の筋に合っていると思う。

さて、ストーリーはコメディで笑える箇所が多くあるのだが、ビリー・ワイルダーの他の名作と比べると劣ってしまうように感じた。

だけど、面白いことは面白いし、相変わらずジャック・レモンの役どころがいい。テンションが上がって車椅子を爆走させながら歌うシーンが特にかわいくて好き。

他の登場人物の中ではブーン・ブーンが好き。

作中の場面がタイトルごとに区切られているのがストーリーを理解しやすくてよかった。

そして原題の「フォーチュンクッキー」がまさにこの映画のキーであり、テーマなのがおしゃれに感じた。
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