なまくらウォッチメン

炎のデス・ポリスのなまくらウォッチメンのレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
4.2
面白い
『要塞警察』的な籠城もの×女性主人公のハードボイルドとしてなかなかの良作
70年台風の犯罪映画のような渋い語り口と四つ巴の対立で話を転がしていくのが巧い
終盤は綺麗に伏線を回収しすぎる窮屈さがあるが、主人公の迷いの無いの覚悟と銃捌きにはシビれさせられた

所々のガイ・リッチーっぽいポップでスタイリッシュな捌き方は余計かなあ、という気はしたが、回想と現在の繋ぎ方は捻った構成で面白かった
フランク・グリロの悪徳詐欺師とジェラルド・バトラーと主人公の一時的なバディ関係も良し
ただ、バディ要素にはもう少しフォーカスを当てると旨みがあったかな