キングスマンGC観たら無性に観たくなって数年ぶりにリピート。ノクターナルアニマルズも主演2人の演技が凄まじかったけど、こちらのコリン・ファースとジュリアン・ムーアの演技も素晴らしい。特にジュリアン・ムーア、ポピーの中の人と同じに見えないですよね…!
60年代のロサンゼルス。恋人のジムを不慮の事故で失った大学教授のジョージは、絶望のあまりピストルを入手し遺書をしたためる。自殺への準備を進めるジョージは、かつて妻だった友人のチャーリーとの再会する。また、ジョージに関心を抱く学生ケニー(天使のようなニコラス・ホルト!)との距離が徐々に近づいていく。
もし、これ以上考えられない「相方」を失ったら。もしくはそんな「相方」が生涯見つからなかったら。絶望と希望、過去と未来。
思わせぶりに序盤はゆっくり回るけど、チャーリーを訪れた辺りから展開が動いていく。
しかしトム・フォード、ノクターナルアニマルズ同様に、若くない女性に辛辣すぎてなかなか辛い。境遇を嘆くチャーリーに「たくさん友達がいるだろ」と返したときの「誰も心配なんてしてくれない、慰めてくれるのはお酒だけ」とか、「女でいることがつらいなら女をやめろ」とかいろいろメッタ刺しにされる気分ですわ…。
そんな中年女性への辛辣さとはうって変わって、男性陣の美しさよ。
特にコリン・ファース、「僕が一番コリン・ファースを美しく可愛く撮れるんだ!」と言わんばかりにいろんな魅力を発揮していて眼福であります! 額にかかる少し乱れた前髪とか、全身トム・フォードでバシッとキメつつ、ちょっと鈍臭そうなダンスのシーンとかさ…。そういやキングスマンGCのプレミアでも全身トム・フォードだった。