同性愛をはじめとした少数者の得体の知れなさからくる恐怖を、少数者側から描いた作品。
恐怖は確かに何にでも利用できる便利な口実だと思った。
最後のシーンで少年が教授を救おうとしたシーンは感動。
あそこで亡くなったのは、最愛の恋人は1人で、バスのように待ってても次は来ないという暗示か。
コリンファースはやはりかっこよく、より洗練された英国紳士を見せる演出。完璧主義者ほどそれが崩れるとあまりにも脆い。
少年は大人びていて美しい。
その2人の関係性と女性との関係性の対比でなおいっそう2人が美しく感じる。