けんくり

シングルマンのけんくりのレビュー・感想・評価

シングルマン(2009年製作の映画)
4.0

生きる気力を無くした、ある男性が送る1日。

死のイメージに取り憑かれた彼の見る世界が、逆説的に美しく色づいているのが何とも皮肉。人は「死」を意識した時こそ、世界の美しさをより強く感じられるのかもしれない。

どのカットも美しく、誘惑的で官能的な映画。ニコラス・ホルトの瞳が印象的。