たとえ事実は変わらなくても"ハッピーエンド"になるかどうかはその人次第。
孤独への恐怖、老いへの恐怖、少数派であることへの恐怖。
今を生きる人々の交錯する色んな感情がぐっと凝縮されていて切ない。「女として不幸なら女を捨てろ」というコリン・ファースの言葉が刺さる。
銃を引き出しにしまい鍵をかけたことで、チャーリーへの手紙を燃やしたことで、あの晩教え子からの愛に向き合ったことで、亡きジムを含め登場人物全員に何かしらの救いがあった。
絶望的な映画も鬱々とする映画もいいけどやっぱり救いのある映画って好き…かなり心に沁みた。
この後の『ノクターナル・アニマルズ』もよかったしね。
これだけ褒めちぎって高得点つけといてなんだけど、この監督の芸術的センスはたぶん合わないなーと思う。
『マッチ・ポイント』の時はそうでもなかったけどマシュー・グードの甘いルックスにやられた。なんじゃありゃ。どうでもいいけど服飾業界のトップはとてもゲイが多いらしい。