ラージャマウリ監督が、「バーフバリ」より前にプラバース主演で撮った映画。
こちらも「マガディーラ」と同じく、プラバースを大スターにのしあげるためにラージャマウリ監督が手がけたテルグ語映画。
ラージャマウリ監督作では「あなたがいてこそ」の次くらいに好きだった!
南インド映画らしい泥臭さに、血みどろバイオレンスや底辺の者たちの逆襲など好きな要素てんこもり!
しかしですね、強烈なマザコン弟がキモすぎるぅううう🥹
母親は母親でいい加減に実息子のヤバさに気づけよと言いたくもなる。
でもってプラバース演じる主人公がまた盲目的に母親(血は繋がってない)大好きマンで、母親も良い子すぎる主人公を可愛がるもんで弟から謂れもない逆恨みされちゃう。
めちゃくちゃイライラもさせられるんだけど、それだけ映画に没頭させちゃうあたりはさすがインド映画だし、さすがラージャマウリ監督。
そしてプラバースも優しげな顔に秘めた強さと巨躯を思う存分に発揮してて、まさに王の風格。
やはりラージャマウリ監督は俳優の良さを引き出すのが上手い。
だからこそプラバースはラージャマウリ監督を信頼して、「バーフバリ」に5年を捧げたのだろうな。