スティーヴン豆腐

キャッシュトラックのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

キャッシュトラック(2021年製作の映画)
3.7
ガイ・リッチー流『ザ・タウン』『ザ・アウトロー』(なんでジじゃないの?)はたまた『ブルータル・ジャスティス』爆誕。
原作のフランス映画『ブルー・レクイエム』(2004)は未見。

軽妙洒脱な台詞回しや演出といった普段の芸風をほぼ封印し、今年5月公開の『ジェントルメン』とは逆を行く重厚路線のクライムアクション。前述の作品たち同様にマイケル・マン『ヒート』の系譜と言えるだろう。

『ジェントルメン』に古臭さを強く感じてしまった自分としては、ガイ・リッチー"らしさ"は控え目であっても、新境地ともいえるこちらの方が性に合う。何の根拠も無いが「その気になればこういうのも余裕なんで✌️🤪」という挑戦的な意思表示のようにも思えた。

ステイサム映画としても平均以上。
ジョシュ・ハートネットは寺島しのぶの『オー・ルーシー!』以来。無事生存を確認。