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女は女であるのamokのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
3.5
ジャン=リュック・ゴダール
なぜ、この監督が物凄い評価を得ているのか不思議だ。

すべてがいきなり!
すべてが唐突!
すべてがぶっ飛んだ!
そんな演出と編集をぶちかます。
鑑賞者に1ミリも媚びてない。
思いついたアイデアを思いついた順番に詰め込んだような映画だった。
完全に大衆向きではない。
てか、ゴダール以外に解る人いるの?
って感じ。
それなのに何故?

………自分なりに考えてみた結果、
「普遍的なテーマを描いているから」
なのかなと思った………

この映画は、
頑なに子どもを欲しがる女と、頑なに子作りを拒む男の物語。
どうしても相容れない2人の意地がぶつかり合い、すったもんだを繰り返すけれど、離れられない2人。
いつの時代も変わらない、男女の普遍的な関係性を描いている。

どんなに突飛なアイデアであっても、
どんなにいきなりな展開であっても、
どんなにぶっ飛んだディテールであっても、
そこに流れるテーマが普遍的なものであり、
真理をついていれば、
大衆の心を掴むのかもしれない。

ジョン・レノンだって、
インド思想にはまり、
内面世界に深く潜り、
ヨーコと出逢い、
実験的な音楽やパフォーマンスに手を出したけれど、
普遍的な愛を歌い続けたから、
多くの人に愛され続けてるわけだものね。