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女は女であるのいとJのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
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(ぜんぜんわかりませんでした。ジャンプカット?脱構築?映画的文法の解体?……しっかり文献にあたります。)

2018/12/26
キネカ大森で2回目の鑑賞。菊地成孔さんのトークショーつきで、ゴダールのほかにミシェル・ルグランとタッグを組んでいた監督といえば、完璧なのはジャック・ドゥミですが、ドゥミが音楽に造詣が深く、じぶんでも作曲できて音楽と映像が完璧に調和した映画をつくったのに対して、ゴダールは「歌わないミュージカルだ!」といったひねくれた考えにもよって、ルグランの音楽をもてあましてしまって、良い意味でも悪い意味でもいびつな感じになってしまっているそう。また、主演のアンナ・カリーナがぜんぜん可愛くなく(むしろ「グロテスク」に)撮られているのは、ゴダールとカリーナが婚約してラブラブで、ゴダールにはどんなカリーナも可愛く見えてしまったからだそう。だから、『はなればなれに』とか『気狂いピエロ』とか、ふたりが不仲なときのほうがカリーナは可愛く映っているそうです。
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