女は女であるのネタバレレビュー・内容・結末

「女は女である」に投稿されたネタバレ・内容・結末

劇がパロディーや現実それ自体、アンチ-劇へとくるくると交代し、悲劇と喜劇がころころと互いを周り合う、不思議な映画。

オーケストラの音、ルグランの声と共にスペクタクルの始まりを告げるわずか数秒にして完璧なオープニングロール。ルグランの流麗な音楽を無造作にブツブツにカットしておいて後半の極めて繊細なシーンにフルで活用したり、登場人物たちのシーンの後ろにずっとキスしているせいでかえって不気味なカップルを置いてラブストーリーを邪魔したり、大事なシーンをわざわざ字幕で解説してしまったり、そのほか好きだった演出が満載。センス溢れる映像作り、やっぱり分かりやすい初期のゴダールは好きだ...。 『シェルブールの雨傘』『5時から7時までのクレオ』を演出したベルナール・エヴァンの色彩感覚もとても良い。外国人女性相手のフランス語の言葉遊びには『勝手にしやがれ』と通ずるものを(特にラストシーン!)、ジャンヌ・モローのカメオ出演や諸々のパロディーにはいつもながらゴダールの強烈な映画愛を感じる。

嘘を言っているのか、本当を言っているのか、本人たちが自分で問題を難しくしていく恋愛映画というのは、それ自体フランス映画の伝統だなと改めて思う。自分が本当を言っているのか嘘を言っているのかは自分にしか分からない、それって悲しいのね、というアンナ・カリーナ(しかし彼女は自分がどちらを言っているのか分かっていない)に、ジャン=ポール・ベルモンドは1000フランであなたのお子さんの性別を教えます、当たらなければ返金しますと妊婦たちに言ってまわって二回に一回はあたる占いで儲けた友達の話をする。嘘か本当かという問いは、確率の問いによって乗り越えられてしまう。しかもその友人はといえば、今は盲人のふりをして人々からお金を集めているのだが、コスプレの盲人用サングラスのせいで本当に前が見えなくなっている… 人を食った真理観、それがラストへと引き伸ばされていった末に、窓の向こうに見えるのは(字幕ではなく)ネオンサインのFIN。なんとお洒落な終わり方。

ゴダールがこの作品を本当の意味での処女作と言っているのは面白いなと思う。この映画は極めてメタ映画的で、映画やお話、とりわけミュージカルの不可能性についての映画だ。そこに彼の出発点があるのだなと改めて思う。もっと言えば、虚構を楽しむことそれ自体よりも、人がいろいろな形で虚構を分泌してしまうその過程、その瞬間にこそ彼の関心は向けられていたのだ、と感じた。
シネマスコープ
本日2回目

2回目になると、初めてより5倍好きになるし、すごく解る
1回目の感想「絶対にもう一度観る、観るほど解るゴダールだから」
本当にその通り、だから楽しい

ミュージカル的であり、確かに演劇的
カメラの目を見て話すシーンとかこちらを笑わせるコミカルな演出とか
フランス人はなんでこんな自由に動き回るのかしら
フランス映画が好きなのは、観終わった後、自分の生活や動きが軽やかになってる気がするからだな
ゴダールらしい映画
なんとも可愛くてお洒落なCollage Movie♡
本作の演出とカメラワークは唯一無二✧
今観でも古さどころか新しさを感じる♬

途切れる音楽✧途切れる映像✧
クラシカルポップなFashion✧アンジェラのWink✧

大胆で厄介だけどお茶目で憎めない男女の喧嘩♡

ヒステリーな喧嘩よりこういう他人を巻き込む
劇的な喧嘩の方がよっぽど健康的かもね✧
大人げないかもしれないけど
陰気に一人で抱え込むよりずっといい✧
ヤケくそになってちょっぴり過ちをおかしても
愛と時間がいずれ解決すること。
長い人生を考えればそんなに深刻なことではないかも。

女は女である♬
もっとわがままに女でいていいのね♬
舞台女優のように派手に自由に生きて良いのね♡

“幸せな出来事”なのか
“出来事が幸せ”なのか

ついたり消えたり

一緒になったり一人ぼっちになったり

チカチカ点滅した人生♡

人生一度きり、こういう恋愛も素敵♬
微笑ましいし羨ましい♬

人生なんて大抵くだらないし
しょうもないやりとりの繰り返しだけど
くだらない事がなにより重要なのよ♡
くだらない事の中に煌めきやトキメキや幸福があるのよ✧

しょうもなく素敵な瞬間にフラッシュたいてシャッター切ろう❢❢
「これは傑作なんだ」
そう、傑作なんだ!

この映画を見たら誰しも裸にされてしまう、
くらい恥ずかしくて、全てが愛おしいんだ

恋愛と友情は決して切り離すことのできないもので、男性と女性の対立があるからこそ成り立つのかもしれない


パリところどころを先に見ることをお勧めします。
ヒロインの貞操観念のぶっ壊れ方が凄い。それで良いのか。
「可愛い」と「センス」だけで成り立っている。というか成り立たせているのが凄い。
音楽が途中でスッと切れるのが好き。今もギャグとかでよく使われる手法だけど最初にやったのはゴダールなんだろうか
2018.09.16

音楽はブツ切りなのに、行き届いた世界観で最後まで持っていく映画。センス勢。アンナ・カリーナの自由奔放ヒロイン感がちょっとだけ苦手だった。
最高ですよ。最高ってずっと思いながらみてた。最高。

オシャレ、オシャレ、オシャレ
フランス、フランス、フランス
アモール、アモール、アモール

最初の3人の紹介のバンバンッから
アンジェラからエミールへ、エミールからアンジェラへのパンと説明文(?)
鏡を巧みに使った流れるようなカメラ
ふたりそろってカメラ目線
エミールのニワトリの真似が好き
RRRRRRRRRRR
本の下り、「小魚」ってオイッ
タバコ吸えない下り

演出がすべてめちゃくちゃオシャレでかわいらしくて大好きだった
サブカル好きは絶対好きだろコレ
時代だからか、フランスだからか、ゴダールだからか、なぜこんな演出が思いつき、そしてできたのだろうか。

撮影もぜんぶ画になる。完成されててフランス映画でフィルムっぽい構図だった。
う〜ん満足!
前に観たゴダールが『ウィークエンド』だったせいで、弩級の現代思想映画を想像して身構えていたけど、蓋をあけるとスイートな恋愛モノで大変よかった。一番印象的だったのは飲み屋での会話シーン。


「何かウソを言って」
「雨だ」
「本当のことを」
「晴れてる」
「顔が変わらないのね、変わるはずだわ 真実とウソは違うのだから」
「それが何だ 」
「あんたにはどちらか分かる でも人がそれを信じるかは別 皆自分のことだけ」
「でもそれで何とかなってる」
「そうなの だから悲しいの」

こういう悲しみに抗したいという気持ちが恋愛の最大の動機であり危うさだと思うけど、それをこんな風に言い当てるのは素敵だなと感心した。数行に全部詰めこんでしまおうという類のダイアローグが他にもいくつかあって楽しめた。

あとはルームライトを傘がわりに夜の部屋を移動するシーンが好き。恋人との喧嘩がこうだったらな〜。とにかく最高の恋愛映画だったけど、小ネタや時代背景などよく分からないことも多いからこの点で。
お洒落で可愛いフランス映画が可愛すぎた


泣かない女は排斥すべし


皆 自分のことだけ

でも何とかなってる

そうなの、だから悲しい
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