このレビューはネタバレを含みます
三浦春馬くんが「ただいま」と言ってスクリーンに現れたとき、お盆近いから春馬くんの魂もこの映画といっしょに帰ってきたかのような気がして心が震えた。
「いっぱい未来の話をしよう」
どうしたって、春馬くん本人のことを思わずにはいられない。
ああもう新しい映画はこれでほんとに今度こそ観られないんだ。
TV版も観てたはずなんだけど、細かいところをいろいろ忘れてしまってたなあ…
柳楽くんが原爆ドームの中にいるシーンってなかったでしたっけ?
カットされちゃったのかなー。
いい映像だったのにな。
しかし研究室のメンバー、ドラマとか映画好きな人たちが大好きなメンバーばっかりじゃん。ほくほく。
葉山奨之くんにも渡辺大知くんにも泣かされたけど、いちばんぐっときたのは田中裕子さんが掌から溢れるほどのお米で黙っておにぎりをにぎってるところ。
やっぱり田中裕子さんはモンスターだよ…
科学者の使命とか業とか、そういうものについてもすごく考えた。
答えなんてきっとない。
「原子爆弾が爆発するその瞬間を見たい」という柳楽くんの、狂ってるぐらい純粋な目も、それを受け止める國村隼さんや田中裕子さんの目も忘れられない。
ショッキングな映像もあるし、幼い頃に観てしまったら怖くて泣いてしまったかもしれない。
でも、私たちは忘れてはいけないのだと思う。