日本の原爆開発秘話を背景にした青春ドラマ。
三浦春馬くんの行く末を知っているだけに観ていて哀しかった。
渦中にある人は、当たり前だが、なかなか自分たちがしているコトが見えない。
周囲の人たちにはもっと見えない。
主人公たちは、遠心分離機の開発に夢中。
コレさえ成功すれば戦争が終わると信じて、
その最中にアメリカによる原爆投下。
主人公たちはそれを視察に行って、
初めて、自分たちが成し遂げようトしていたコトの重大さに気付く。
コロナ禍にあるワタシたちもその渦中にあるが故に見えないコトがたくさんあるのだろう?
何が正しくて何が間違ってるか?
まだ、誰にも分からないのだろう。
果して、それが収束した時、
何が見えて来るのだろう?
観ながらそんなコトを考えた。
戦闘シーンは出て来ないけれど、
住まいを強引に壊されたり、
戦場から一時帰宅してまた出征したりなどの描写に戦時に於ける庶民の哀れを感じ取るコトが出来た。
フと鉄人28号の開発秘話を思い出したコトも事実。
コレは、笑って許していただきたい。
コレからもまだまだ戦争秘話が出て来るに違いない。
云えないコトはまだまだあるのだろう。
戦争に反対するためには、やはり、多くのコトが語られなければいけない気がする。