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フェリチタ!のデイのレビュー・感想・評価

フェリチタ!(2020年製作の映画)
4.2
「フェリチタ」は
イタリア語🇮🇹で「幸せ」と言う意味なんですって☆

パケ写惚れ〜☆
久々のフランス🇫🇷映画!捻りが凄い!!

かなり私好みの映画でした!!

映画の冒頭のシーンから、オープニングショットに移る時のジャズのドラムの響きや文字入れ方!!

ストーリーを追うと、頭の中置いてきぼりをくらいそう…。

主人公の11歳のトミー(女の子)は、たまにパパとママの話がウザくなってしまい、赤いヘッドフォンを付けて、周りの音をシャットダウンして、自分の空想の世界に浸ったりする。
 
冒頭…
道路沿いのハンバーガーショップで
パパとママが真剣な話をする…。

真剣な表情で話すパパと真剣な顔つきのママ。

一通り話すとパパが言う。
「なんちゃってー!!信じた?今の話信じた?」

「…。」

後のシーンで、
ママがパパに真剣な話をする。
「引っかかったー!!」
とママは笑う。
パパも笑う。
「何だよ。もう心臓発作で倒れそうになったよ!!」
って。

その会話が本当かどうか、嘘なのか…は分からない。
もしかして、本当の事なのかもしれない。

ママは海の近くの大きな家でハウスキーパーの仕事をしている。
その家の家族がバカンスに出かけている間に
その家に不法滞在して、のうのうと暮らすパパとママとトミー。

家主家族が予定より早く戻って来たので、急いで支度をして逃げ出す3人。
このシーンがパケ写となっています。

ママの運転する車で逃走。
カーラジオから流れて来た「フェリチタ〜♪」という歌詞の曲をパパとママは楽しそうに歌っている。

夏休み最後の一日。
明日はトミーの新学期。
しかも、中学校に上がる大切な日。
きちんと遅刻せずにトミーは新学期に登校出来るのか?
だって"去年"は遅刻してしまったから…。

パパもママも自分の事をとても愛してくれているけれど、
もしかして、パパは本当に本当に悪い人なんじゃないか?とトミーは思う。

だって、パパの身体にはタトゥーがたくさん掘ってあって
"普通の人"なら、あんなにタトゥーは入れないもの…。
とトミーは言う。

その日の夜遅く
不法滞在していた家に、何食わぬ顔で仕事に戻ったママが戻って来ない…。

パパの友達のマルコが働くクラブで
パパが知らない人のポケットから車のキーを盗んでいるのを外の窓から見てしまい、涙を流すトミー😢。

何故、ママは遅くまで帰って来ないのか…。

明日の新学期…遅刻せずに行けるのかな?

そんな"訳あり"家族の一日を追った物語。

一つ分からなかったのは、港に停まっているボートハウスは、やはり不法滞在してる"家"なのかな?

たくさんの紫陽花が咲く庭。
そして、家族3人の海のシーン。
ママは泳げないから、パパとトミーはそれが面白くてたまらない。

そして、何よりトミーが可愛くて可愛くてたまらないのです!!
(監督の実の娘さんだそうです☆)
赤いセーターに星模様のリュック。
自然なアヒル口。
もー!!可愛いのなんの!!

子供や犬を使った映画なんて、反則だよ!!って思いながらも好きなんですよねー☺️

観ていて、始終ハラハラドキドキして、たまに胸がギウギウするけれど
それでも人生は「フェリチタ!」
なのでした。



エンドロールの最後の最後に言葉が入ります。
なので、最後まで観て下さい。
エンドロールの音楽もイケてます♪♫





「世界は何ひとつ与えてくれない。人生は盗み取るもの」

んー🤔盗みはやっぱりダメだなー(笑😅💦
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