最近ダンスできる人ってすごいなぁというところから興味を持った作品。
ダンサーさんとか全く詳しくないけれど、なんだかすごい人ぽいという程度の事前情報。
あ、数年前のユニクロのCMで見たことあったと途中で気づく。
リル・バックがどうやって世界的に活動するダンサーになったのかというドキュメンタリー。
まず、彼が育ったメンフィスの街がでてくる。
NBAが好きなのでメンフィスといえば、グリズリーズ。どんな街なのかとかは全く知らないなぁと。
そっか。キング牧師もメンフィスだったのか…中学の英語の授業でやったなぁ。
あまり治安のよい街ではないのか…
アメリカの国の成り立ちから学校の授業で学んだ以上に色々あるんだろうとは想像できるが、住んでいないとわからないこともあるだろう。一般的な日本人に住めるんだろうか…
そんな街の中で人々が楽しめるローラースケート場があってそこから進化していった『メンフィス ジューキン』。
ダンスがあったから、
ギャングにならなかった
何も夢中になることがないとどうしても周りに流されたり、楽な方へと思考が流れてしまうけれど、何か夢中になれたから、道を踏み外さずに生きていけた。
死がすぐそばにある。そんな生活がその人の普通だったとすると、生きたいか、どうでもいいと思うかで、全く生き方が違う。
そんな中で光になれるようなそんな存在がいれば、周囲にも伝わっていく。
ドキュメンタリーなので、この事実から何を感じるのか。
映画を見てる間には思考が整理できなかったけれど、ダンスが根付いた背景を知ったり、リル・バックの活躍やダンスに出会うまでを知ることで、全く知らない世界から自分が見ている世界も繋がっているんだろう…と少し考える視界が広くなったのかもしれない。
しかし、ジューキンを踊る人の足はどうなっているんだ…絶対動かない…という衝撃が抜けない。
ダンサーさんの全身の筋肉を使って動く姿に感動します。