ペジオ

シカゴ7裁判のペジオのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
3.9
時代の空気ってのも一つの権力

圧倒的窮地からの逆転のカタルシスという『半沢直樹(一期の途中までしか観てないですが…)』的なエンターテイメントとして観る
あちらが「土下座をさせる」という形で表現していた「勝利」は、こちらでは後に映画化されるぐらい「意味を持つ」という事だったのかもしれない(勿論それは「アメリカ人にとって」という事だ。良い意味で。)


…映画と関係ないですが…
今が昔より進歩しているなんて全く思わないが、「時代」に乗り遅れたくはないものである
所謂「老害」とは、本作の裁判長の様に大抵は「無自覚」に前時代的な価値観を露呈している連中の事であろう
彼らが永遠に僕の敵なのは当然として、「その時代らしい生き方を押し付けてくる奴ら」も個人的には信用できない
その時代を築く為に頑張っていたのなら良い
その時代を本当に良きものとして賛同しているのなら理解できる
…ただ別の目的の為に、時代に合わせているような連中…お前はダメだ…
「無自覚」という点でお前らは同類だ…

後世で「悪役」として描かれないような生き方をしたいものです
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