Shiny太田慎一郎

シカゴ7裁判のShiny太田慎一郎のレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
3.1
アカデミー賞作品賞候補の話題の作品。

豪華すぎるキャストに、今回の大統領選とも重なる要素の多い、時代性のある社会派、学校で見せたい系映画。 資料価値ありそう。

ノマドランドとミナリがあるけど、こういうのアカデミー賞好きそうなんでもしかしたら取るんではと思った。


しかし............

映画としてはあまり面白い訳では無かった。前半は退屈で、後半は確かに盛り上がったし、最後はスカッとするような、悲しいような、色々と感情を刺激される良いシーンが続いた。
けどもう1968年前後の政治的題材の社会派はもう飽きてきた。それだけ現在とリンクする部分もあるのかもだが、正直"映画"というより特別番組的なクオリティ高めなテレビ映画って感じだった。

内容は今のアメリカにとってもとても大事な題材だし、僕自身も興味あるので日常的に勉強している箇所ではあるが、
それにしてはハブりすぎというか、
「チェルノブイリ」みたいに丁寧なドラマシリーズの方が良かったのではと思った。

アカデミー賞が好きそうな映画。
テーマに対してそこまで深掘りしてない感、観る人の感情を無理に刺激して本質まで描けてない雑感があった。

p.s. 『アフューグッドメン』の脚本の人なのね! 納得。お涙誘う感じ似てた。ちゃんと両作とも誘いにつられた笑