Sankawa7

シカゴ7裁判のSankawa7のレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.2
Netflix新しいものをとっととレビューするシリーズ

1968年、ベトナム反戦運動真っ盛りのシカゴにて、平和裏に行われるはずだったデモが警察側の仕掛けによって民衆と警察が衝突する大暴動と発展する

これらを左翼的とみなした体制側は今後のデモを抑止するため、でっち上げで7人を扇動の罪で裁判にかける

裁判の判事は初めから有罪あり気にするために、検事を手懐けあらゆる圧力をかけながら、7人に不利になるように仕掛けまくる
特に陪審員を入れ替えたり、関係ない黒人を被告に加え、黒人の反体制グループ、ブラックパンサーと紐付けて被告たちの印象を悪くするなど様々な操作を行う

マークライランスの弁護士がすごくよかった❗
Ready Player Oneでは伝説のオアシスの開発者役だったが、似たようなビジュアルで正義の弁護士をやっていたのはとても似合っていた

検事役ジョセフゴードンレヴィットは相変わらずカメレオン俳優、渋々権力側に着くも、茶番裁判での被告側へのエンパシィもあり、難しい役をうまくこなしていた

サシャ・バロン・コーエンの怪演も光る、権力に屈せず判事をおちょくる姿、デモで民衆を扇動する演説は最高だった❗😆😝

判事の様々な策略に屈することなく、7人は最後の陳述にてとんでもない手段を使う❗デモでの民心掌握術に長けた彼らがが5枚ぐらい上手だったというオチ、とても痛快で気持ちよく終わる

関係者たちのその後が字幕でエンドクレジット前に流れる形式、このやり方は個人的にはとても好きだ❗
Sankawa7

Sankawa7