りょうすけ

シカゴ7裁判のりょうすけのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
3.8
1968年に行われたベトナム戦争に対する抗議デモの首謀者とされた7人の男たちの法廷での闘いを描いた作品。

法廷物というと、理不尽に逮捕された人々が裁判に勝利する作品が多いが、どれにも共通して言えるのは、判事がとにかくクソということ。この映画の判事も観ていてイライラする...

NETFLIX限定配信(一部劇場公開)では勿体ないくらいの豪華キャストだが、中でも凄かったのはS・バロン・コーエンだろう。

彼が出演する映画自体4年ぶりに観たが、やはりすごい俳優だと思う。独特なキャラクター性だけではなく、演技も上手い。来年度、アカデミー賞では確実に何かしらの賞にノミネートされるんじゃないかな?

その他にも、E・レッドメインやJ・ゴードン=レヴィット、最近引っ張りだこのY・アブドゥル=マーティン二世など、実力派俳優が出演。

基本的にずっとイライラする映画ではあるけど、最後のシーンはすごく感動した。傑作の多い法廷映画の中でも、なかなかいい映画だと思う。

(追記)
以前、Wikipediaのページがなかったため、存じ上げませんでしたが、Y・アブドゥル=マーティン二世は「グレイテストショーマン」でゼンデイヤ演じるアンの兄弟役を演じてるんですね。知りませんでした...
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