描き方がうまい！！
冒頭で最低限の情報をぎゅっと集約し、本編はあっという間に裁判へ。
ほとんどの時間が裁判のシーンになるのだけど、事務所でのやりとりも過去の振り返りもうまいこと挟まってくる。
だんだんとそれぞれの関係性や逮捕まで至る詳細がみえてくる。
まぁ終始やるせなくて悔しくてたまらない。
政治は民衆のためにあるべきじゃないのか。
実態はくそだ。
警察もFBIも判事もくそだ。
相手の検事もものすごい葛藤だったろう。憎みきれない。
トム・ヘイデン役のエディ・レッドメイン、終盤で一気に彼にフォーカスされる事務所でのシーンがものすごくグッときた。Revolution！革命！
それまでおとなしかったのに。
(レ・ミゼラブルを思い出さずにはいられない。サシャ・バロン・コーエンも出てるし。)
最後の最後、せめてもの抵抗。
鳥肌が立ったし、かっこよくてかっこよくて涙が出た。
悔しかったね。よく頑張った。
こういう映画は本当に存在意義が深い。
ミニシアターで小さく上映されるのではなく、こういう映画こそ多くの人に観られるべきだ。
エディ・レッドメインらしい役ですごくよかった。と、彼が好きなので名指しするけど、どのキャラも立っていて全体的にすごく良いキャスティングだと感じた。
シリアスな実話だけれど、ところどころユーモアもあり、クスクスできる場面もあった。
