余命わずかなジョンが小さな息子マイケルのために養親を探す物語。彼自身親の記憶はあまりなく,ただいい養親を見つけることが大事だと思っていたが,実は一番大事なことはマイケルを理解し,彼が何を考えているかだということに気づく。拒否していた思いで箱を準備し,親しい近所のおばあさんと話し,人が死に,残された人はどうそれをうけとめるのか,自分と同じようにそこにマイケルの関心もあり,自分と違う整った環境を与えるのではなく,どんな条件であろうが愛されることが大事だと気づく。
ジョンが選択した養親は...納得。
生と死の問いに,キリスト教的世界観でなく,仏教にも,アメニズムにも通じる世界観で答えようとしたのにも普遍性を感じる。