バリカタ

サマーフィルムにのってのバリカタのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
4.5
昨年のTIFF2020で観たかったけど叶わなかった作品。ようやく鑑賞できました。感無量です。

待った甲斐がありました。後味さっぱり。すっきりでキラリーン⭐︎な、エピソードごった煮青春ムービー。汗や涙はないけれど、ドンと上がりパッと開いて散る花火のような物語。あー!久々に青春だったなー。
僕はあの頃の思い出をフィルムに焼き付けておけたのだろうか?

どーも、昨今の青春映画はムムムな変則恋愛系ばかり(悪意の先入観かな?)で、なんだかなーって思ってましたが、来ましたど真ん中!
物語は入り乱れますです。

え?それ入れます?え?それも?
えー、それもですかー?
ダイジョブですかー?

でも、様々な要素が涼しい顔して目の前を通り、気がついたら輪になってキャンプファイヤーしてました。
エピソード自体は変化球たくさんです。でも、ダルビッシュ並みにキレありますから、ビシビシ私の琴線ストライクを貫いていくんです。

このとっちらかっているような話を良くこの時間におさめましたよね。すげーな。そして面白いのです。ダラダラせずに進むテンポの勝利かも?なんだろ、贅肉がないイメージ。必要な栄養や旨みだけをしっかりしみこませてるんですね。

そして愛すべきキャラだらけ。僕はブルーハワイ好きだなー。(ネーミングまで夏してます!)とにかく、みんな好きになっちゃう。終始ニタニタしながら鑑賞しちゃいました。

ラッキーにも公開前の上映でさらに脚本家さんの舞台挨拶付き。嬉しすぎ。なるほどー、な話たくさん聞けてまた観たくなりました。
上映開始されたらまた観よっと。

あの頃の夏思い出したい方、ぜひ!
オススメのエンタメ夏映画です。
主題歌もピッタリ!
あー!戻ってこい、青春の夏!