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サマーフィルムにのってのKaZuiのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
4.0
💬“時代劇×SF×恋愛×青春=傑作”。勝新太郎を愛する時代劇好きの女子高生・ハダシ(演:伊藤万理華)は、花鈴(演:甲田まひる)率いる映画部の青春キラキラムービーを超える傑作時代劇を作ろうと決意。天文学部のビート板(演:河合優実)、剣道部のブルーハワイ(演:祷キララ)という2人の親友と時代劇のために集めた個性的な仲間達のひと夏の青春を預かったハダシ監督だったが主演に抜擢した凛太郎(演:金子大地)にはある秘密があった。見事な脚本の作品。SF要素の扱い方も素晴らしいうえ、ハダシと凛太郎の対比がよく出来ている。奇跡のラストシーンでは思わず涙が流れた。また、キャラがみんな立っているのが最高。3人組がそれぞれ、ハダシ、ビート板、ブルーハワイと呼び合ってるのも好み。男性陣も魅力的なうえ、敵役である花鈴のキャラクターも良く、本当にみんな好きになる。さて、ハダシ、ブルーハワイ、ビート板に話を戻すことにする。私はこの3人組が大好きだ。もとはハダシ役・元乃木坂46の伊藤万理華が目当てで鑑賞した。今回、ビート板役に『佐々木、イン、マイマイン』の河合優実、ブルーハワイ役に『アイネクライネ・ナハトムジーク』の祷キララがキャスティングされている。純粋に走っていくハダシ、察しが良くて運動音痴でハダシについていくビート板、笑顔が素敵な剣道部のブルーハワイ、3人それぞれが魅力のあるキャラクター、魅力のある女優で、全員を好きになった。作品は、上映時間97分ということもあり展開がはやい。それゆえか、説明不足というか雑な部分もある。しかし、そんなことは取るに足らないことだと思えてしまう感動のラストシーンに繋がるストーリーはぜひ多くの人に観てほしい。

初鑑賞:2021年8月7日
鑑賞方法:映画館(サツゲキ)
2021年192本目。
8月5本目。

🗣昨年9月から公開を待っていた1本。これから劇場に行く人、パンフレット買ってください。彼らのその後の物語が載っているだけでもお買い得ですけど、ブルーハワイ、ビート板のあだ名の由来とかも分かります!あーーー青春したい!!!
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