このレビューはネタバレを含みます
さようなら、バイバイ
時代劇はラブコメ
時代劇における主人公と宿敵との関係は恋愛のようなもの
斬る、斬らない
それは思いを伝える伝えないの選択
それならやっぱり
"大好きってしか言えねーじゃん"
ハダシ、ビート板、ブルーハワイ
女子高生の仲良し3人組
時代劇のポスター、ビデオにSF小説
秘密基地には好きなものを集めてずっとダベってる
「ビート板はさぁ時代劇に興味あるんじゃなくて、うちらと一緒にいるのが好きなんだよ」
うわっ青春‼️
誰にも侵されない場所で語り合う青臭い時間
もう戻れないこそ羨ましい
名前の由来が分からない各々のあだ名も仲間内のサインみたいでほんっといいよね〜
未来からやってきた少年
あなたじゃなきゃ撮らないから
そう言われちゃやるしかない
脇を固めるのはデコチャリヤンキー、野球部ミット音オタ二人組、老け顔男子
そして束ねるのは新米監督
これで大丈夫か？？
大好きな巨匠のデビュー作やるしかないでしょ
青春キラキラ恋愛映画への敵対心
好きって直接言わせないで気持ちを表現するのが映画でしょ
このシーンにドローン必要か？
絶対負けない
でも、相手も相手のこだわりと熱意があって
自分の映画の登場人物には逃げないでほしい
ぶつかって思いを伝えてほしい
背中合わせでも確実に融和していく気持ち
どちらも自信作が出来上がったから
いざ尋常に勝負！
映画内映画『武士の青春』のラストシーンから『サマーフィルムにのって』のラストシーンへ
斬らないで(思いを伝えないで)未来へ残す
それじゃダメだ
斬って(思いを伝えて)未来へ、またその先の未来へつなぐ
思いを伝えられて…
5秒の映像がスタンダードなんてクソ喰らえ
オレが映画監督になる！
最高の大活劇で飾る完結はフィルムには残されない
その夏のその場所で映された青春
サマーフィルムにのって…
