dancingufo

サマーフィルムにのってのdancingufoのネタバレレビュー・内容・結末

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

アラ還のオッサンだが、高校時代は剣道部でかつ文化祭で映画制作したこともあり、41年前を思い出しながら鑑賞。
もちろん、私は不完全燃焼でしたが。
ただ剣道部よ、素振りはしっかりと指導してやって下さい。あれじゃ農作業。

皆さんお書きになってますけれど、青春の熱量がほとばしる、そして映画愛・時代劇愛に溢れた素晴らしい作品。
よくあれだけいろんな素材をうまくまとめることができたもんだ。

未来には映画がないという設定、そして彼が未来に戻って映画を作るという変化はなかなか巧い。

「キネマの神様」のレビューで、『サマーフイルムは若者の祝祭であるが、キネマの神様は限界集落の葬儀である』と見事に喩えていた。激しく同意。


時代劇もラブストーリーなんだね。
ラスト、敵役とはやはり対決しないとと思い直した主人公がラストシーンを書き換えたいとして、映写を止めて会場の舞台で彼とモップを使って最後の対決を撮り直し。
ラストのストップモーション、そして再びのタイトル。終わり方もいい。
dancingufo

dancingufo