SYU

サマーフィルムにのってのSYUのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
4.0
2021/09/15
2021年81本目(劇場30本目)
監督 松本壮史
伊藤万理華
金子大地

【勝新が愛おしすぎて】

映画部員で時代劇オタクの女子高生とその仲間達が、謎の青年を主人公に時代劇映画を撮ろうと奮闘するひと夏を描く青春映画。

ここフィルマークスでも非常に評判が良くて気になっていた作品、正直メチャクチャ良かったという感想です。

少し気恥ずかしい青春ムービーかと思っていたら、時代劇、友情、恋愛、そしてSFテイストまで取り入れたてんこ盛り映画でした。

舞台は現代なのに、何故かノスタルジーを感じてジーンとくる、「座頭市」やら表紙の無い「時をかける少女」の文庫本やら、世代の自分には刺さりまくりでした。

主人公を演じた伊藤万理華の屈折した目つきとマニアな言動がいちいちハマっていて見事でした。
彼女と共に映画撮影に励む仲間達とのやり取りが微笑ましいうえに、ホント皆いい奴ばかりで清々しい気分になりました、こんな高校めちゃ楽しいだろうなと羨ましくなる。

クライマックスのシーンからのラストカットまで、映画愛に溢れた一本、これは久々青春映画の良作に出会えました。
 
"映画の灯は消させない!"