岩井

サマーフィルムにのっての岩井のネタバレレビュー・内容・結末

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画好きを名乗る誰もが「映画撮らせてくれ〜」ってなる映画。

女鈴木福みたいなやつが主人公だなーと思っていたけど、見慣れてくると可愛く見えてくる。いつもそう。

どう思われたいのか最後までわからない映画ではあった。
でも、映画ってのはいつまでもベタな作品作ってたら評価されない世界だし仕方ないよね。作中の言葉を借りるならまさに「前衛的」な要素をねじ込んだ結果かな。
ただ時代劇に対するハダシと凛太郎の思いにも通ずるけど、名作を語り継ぐための生贄とも言えるようなベタさは必要で、、、
そこの塩梅を斬新さに振りすぎたかな。

時代劇なんてひとつも見たことないし、俺はラブコメ派ではあるものの、90分間斬ることを告白に模したストーリー展開を刷り込まれたが故に、ラストシーンには妙に納得できたかな。現実では起こってはならないことだけどね。何を思ったにせよ上映を途中でやめて観客を置き去りにしたことは評価できない。
岩井

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