玉之丞

ブラック・ボックスの玉之丞のレビュー・感想・評価

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)
3.6
【ブラムハウス×Amazonコラボ企画!親子の絆にホッコリするが感情を揺さぶられる過程があるサスペンスホラー】

〈鑑賞理由〉
レビューではゲットアウトに似ていると話題だった事をきっかけに改めてジャケットを確認。ジャケットがネタバレなのか確認鑑賞

〈ストーリー〉
交通事故で妻を亡くし、主人公であるノーランも記憶障害という後遺症を抱えてしまう。

ノーランは記憶障害を抱えながらも、幼い1人娘のエヴァの面倒を見ていたが、症状の具合は芳しくなかった。

医師である友人の勧めで最先端の医療機器を用いた治療を研究しているリリアンを紹介される。

医療機器の特徴は『ブラックボックス』と呼ばれる仮想現実の擬似体験をする事である。

そのブラックボックスを用いて、過去の記憶を辿るのだが、顔がぼやけて認識する事が出来ない。

ブラックボックス内で現れる恐怖にノーランは怯み現実世界に逃げ帰ってしまう。

『そこに現れる恐怖に打ち勝つ事こそが記憶を戻す鍵である』と医師のリリアンは語る。

幼い娘の為にも、自分の過去に現れる恐怖と向き合う決意をする。

対峙する恐怖に逃げ腰だったノーランだったが、苦労の末恐怖に打ち勝つ事が出来た。

そこで得たノーランの記憶とは…

〈感想〉
ゲットアウトと同じ社会派スリラーだと軽い気持ちで鑑賞していたら、縮み上がる位のホラーだった。
ノーランがブラックボックスの中でみた恐怖に震え上がってしまった。

ノーラン(と私)が心が折れそうになったブラックボックスの恐怖の秘密
①全ての人間が「映画リング」の呪いのビデオを観賞後の顔
②エクソシストを彷彿させる様な見事な動き
③自分の妻が別人

●真実が恐怖過ぎた!
真実を知った主人公の行動が激しく恐ろしい。彼の行動は異常者の域に入るだろう。

●それでも娘は癒し系天使!
どんな事があっても大好きなお父さんの為に頑張る娘に目頭が熱くなった。

〈まとめ〉
リリアンが犯した件も含めノーランは本当に恵まれている。現場の混乱を横目に親子の愛確かめたい方にお勧めの一本!!
玉之丞

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