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パンデミック・ハウスのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

パンデミック・ハウス(2020年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

民家で映画撮影中のクルーたちが主人公。
コロナウィルスの混乱による暴動騒ぎを治めるためアメリカ政府は外出禁止令を発令し、禁を破った者は射殺するという。結果、主人公たちは民家から出られなくなった。その直後にクルーの一人がコロナウィルスに感染して......という話。

同ジャンルで以前鑑賞した「コロナウィルス 感染者」は感染症の恐怖と家族の有り方を描いた(クオリティはそんなに高くないかが)割と真っ当な作品だったのに、本作はその対極に位置するほどの超絶お馬鹿映画だった(^^)

そもそも題材がコロナウィルスである必要性が殆ど無い。さらに登場人物が映画クルーである意味が全く無い。
狭い民家で密集した状態でロクな感染症対策もしないまま過ごす主人公たち。感染者が出て飯も与えず監禁するのは百歩譲って許すとしてもその後マスクする奴がひとりもいないのは正気の沙汰ではない。おそらく現実世界ならとっくに全員感染してるレベル。閉じ込められて極限状態なのは分かるが、内部分裂する過程がバカバカし過ぎてやはりコロナ関係無いし、コロナで死んだ人間もいない(餓死した人はコロナ原因かもだが)。
外出したら銃殺の筈なのにラストに脱出した奴らは何故無事なのだろう。そしてその一人は感染者なんだけど何故手をつないで終わる?

終盤に感染した登場人物の行動が「死ぬ前にお前らにも感染しさせてやる」なのは日本だと不謹慎と言われそう(アメリカでも?)
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