近未来の世界。何らかの理由により、人類滅亡の危機に。
ある日、科学者のオーガスティンは北極の天文台に取り残された少女アイリスと出会う。
宇宙船と交信を試みるも、通信が途絶えてしまっている。
一方、宇宙飛行士のサリーは地球に帰還しようとする宇宙船から宇宙探査ミッションを行っている。
それぞれの視点から描かれているこの映画。
オーガスティン側のエピソードでは自然の脅威を感じました。地面の氷が割れて、水の中に落ちてしまった場面は絶望感を味わいました。
猛吹雪の中、さまよう何もない雪景色。
サリー側でのエピソードでは、ホログラムを使って親しい人が同じ空間にいるかのような楽しい時間や、果てしない闇の世界。宇宙空間で負傷すると、血が凝固して飛び散ることに驚きました。
地球滅亡の危機が描かれているこの作品。
宇宙空間では途方もない世界、地球では、空が光と夕焼けの衣装をまとっているかのように美しく描かれていました。
まさかのサリーとアイリスの関係には驚きましたが、最後の瞬間までどうなるのかと思わせられたラストでした。