オールドのあかののレビュー・感想・評価

M.ナイト・シャマラン作品だということを念頭に置いて細かいことを気にしなければ、それなりに楽しめる。
人間誰しもが本能的に抱くだろう逃れられない老いへの不安や恐怖にスポットライトを当てた作品、その発想自体は面白い。
観ていて老いへの拒絶は当然のように襲ってきたが、同時に老いの優しい側面も僅かながら描かれていたところが良かったと思う。私も晩年はああ在りたい。
身体とは異なり精神や頭脳の成熟は経験によるところが大きい気がするのだが、その辺りが雑と言えば雑。