美しい海の景色が堪能できるリゾートホテルに、キャパ一家がやってくる。夫ガイと妻プリスカは、子供たちの前では平静を装っているが、実は破局寸前の夫婦。長女マドックス（11歳）と長男トレント（6歳）は、そんな両親の不仲を敏感に感じとっていた。
到着翌朝、ホテルマネージャーが一家の前に現れ、特別なプライベートビーチに招待すると言ってきた。喜んだ一家は、医師チャールズの一家と一緒に貸し切りバスでビーチに向かう。ビーチには独り佇むラッパーのセダンがおり、遅れてジャリン&パトリシアというカップルも到着。チャールズの幼い娘カーラがトレントたちと仲良くなったおかげで、皆が打ち解けビーチで遊ぶことになるが、後に次々と奇怪な出来事が起き、彼らは恐怖のどん底に突き落とされていく…
「オールド」
以下、「ニコルソンとネタバレが共演した映画は？」
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…「ミズーリ・ブレイク」しかないよね^_^
さて、シャマランの新作です。シャマラン映画は、出来に関係なく観るのがマスト。数年後にいきなり続編が出てきたり、「実は本作はハプニングの続編です」なんて言い出したりしかねないから。唐突にユニバース始める油断できない人だからね。
で、本作。
30分で一年ぶん歳をとってしまうビーチ。脱出しようとすると気絶してしまうので、完全に閉じ込められた状態です。こういうソリッドシチュエーションの中で、本作が1番影響を受けているのは「皆殺しの天使」だとimdbのトリビアにありました。なるほど、確かにデストラップがあるわけでもないのに、ただ出られないだけというのは似てるかも。
この「出られない」「猛スピードで歳をとる」という設定のロジックについては、シャマランゆえにしっかりと構築されてはいないんだけど、「なぜ彼らが集められたのか」という大ネタについては、一応最後に「おおぅ」と驚かせてくれたかな。冒頭からセリフの端々に時間や年齢に対する言及があったり、伏線…部屋備え付けのパンフ、落ちていた食器、職業質問などの効き具合もまずまずで、スリラーとしての脚本の出来は悪くないです。
歳を取ることの恐怖…が反転し、最後は心の平穏を手にするというキャパ夫妻の姿を見ると、ジジイになるのも悪いことばかりじゃないかもと思えてきたな（苦笑）
「皆殺しの天使」日記
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