いがらっしー

ヘルムート・ニュートンと12人の女たちのいがらっしーのレビュー・感想・評価

3.9
憧れのシャーロット・ランプリングのインタビューみたさに鑑賞。
ファッション雑誌『ヴォーグ』などで前衛的でセンセーショナルな写真を撮っていた写真家、ヘルムート・ニュートンのドキュメンタリー映画。
彼は、こんなにもエロティックでカッコいい女性の裸体写真を撮っていたのに、そんなイメージ(プレイボーイ)とは全く違った人柄だったこと。ドイツにおけるユダヤ人として過酷な時代を生き抜いて来たこと。
そして、妻とは仕事上の良きパートナーで、かなりの愛妻家だったこと。
このドキュメンタリーで、彼のクールな芸術作品の根底を支えていたのは、こうした人間らしさだったことを知る。こんなにも作品が魅力的で愛されてきた理由は彼自身の魅力、それだったのかもしれない。
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