4作のオムニバス。
それぞれの映画の彼女らの四季はどう移り変わったのか。
前半2作は数年前に観ていたのだけど、こうして連作として観ると、時間の重さや辛さが染みてくる。
それぞれの未来はわからないし、価値観だって変わっていく。ラストで見上げた優の目には何が映ったのか。
きっと明るいものだったに違いない。
川崎監督の視線はぶれることなく、いろんなことひっくるめて、優しく厳しく見つめてる気がした。
舞台挨拶では川崎僚監督と根矢涼香さんが登壇。
もっと多くの人に作品を思いを届けたい、と自主映画から離れることを決めた川崎僚監督。
事務所から独立した理由を
やりたいこと言いたいことが届きやすいのかなと思った。上へいくというより、横に広げていきたい。という根矢涼香さん。
違った道を選んだように見える2人。
でも、目指す方向は同じなんだと思う。
そんな2人の道が交わって起こす化学反応は今後も観られるに違いない。
だって川崎監督がこう言っていたから。
「これからも根矢ちゃんを撮り続けたい」
ますます楽しみ。