「自分が死んだ時に寂しいて思ってくれる人が一人いたら、それでいい」
この世には死んだ人がいっぱいいてる。
むしろ、生きてる人より死んだ人の方が多い。
死んだ人と生きてる人は共生してる。
生きてるのは「死」への通過点に過ぎないかもしれない。
登場人物は誰もが誰かの「死」と向かい合ってる。
「死」と向き合う事で自分の「生」を確認している。
そこに身内なりの「死」という「喪失感」を抱えた人達が集う「ハイツムコリッタ」は彼岸と、この世の境目の理想郷や思う・・・
PCもスマホも無いし、みんな現実感が無いし、仕事してる山田クン以外は、もしかして、すでに、あちら側の人・・・
だからこそ見える世界がある。
死んだら「灰」になるだけ。
後は野に空に放たれるだけ。
「死」はみんなに平等。
友と語らい大地の恵みを食して同じ様な日々を過ごして自然に身を任せて小さな幸せを見つけながら生きて、やがて死んで雨に流されて自然に帰るだけや。
「自分が死んだ時に寂しいて思ってくれる人が一人いたら、それでいい」
たまに故人を思い出してくれて、お酒のツマミでもなったらエエやん。
生き抜いた先に、ただの「死」が待ってるだけ。
「死」とは如何に生きるか。
「生きる」事が少し気軽になる映画。
白いご飯と塩辛が食べたくなった💕